こんにちは、リョータです。
資料を作るとき、数字はつきものですが、数字を並べるだけだと、正直見づらい。
「よし、グラフを入れよう!」
と、いざ作業しようと思っても、種類が多くてどのグラフがいいのか、分からないですよね。
そこで、
- グラフを使って視覚で分かりやすくしたい
- 棒グラフ以外イマイチ近い道がわからない
- 適切なグラフを使いたい
と言った悩みを解決すべく、グラフの使い分けを解説します。
この記事を読めば、あなたもグラフを正しく使い分けれるようになりますよ。
1.グラフの種類と使い分け
グラフの種類は多い。
けれど、資料作りでは、使っても次の7種類です。
ぶっちゃけ、他は気にしなくていいですよ。
縦棒グラフ
他者(他社)との比較、時系列での推移、差の強調などなど。
大概の表現はこの縦棒グラフで事足ります。
また、見る側も見慣れたグラフなので、パッとどこを見れば良いのかがわかります。
迷ったらまず縦棒グラフで作ってみればいいでしょう。
横棒グラフ
使い方は、縦棒グラフと同じです。
違いは、項目名の長さです。
縦棒では、項目名が長いとメインのグラフが小さくなって見栄えが悪いです。
なので、アンケートのような、長い項目名を使うときは、横棒グラフにしましょう。
積み上げ縦棒グラフ
単位が同じ、いくつかの項目をまとめて比較したいときに使うのがこのグラフ。
全体の量と内訳を1つのグラフで表現できるのが良いところです。
100%積み上げ縦棒グラフ
通常の積み上げグラフが「量の比較」を表現するのに対して、こちらは「比率の比較」を表現するときに使います。
円グラフでは、せいぜい2つくらいで、3つ以上比べたいならこちらの方がスタイリッシュですよ。
折れ線グラフ
棒グラフとほぼ同じ。
決定的な違いは、月単位や年単位といった「時系列」での比較になることです。
特に、複数の項目を1つのグラフで表したいときは、折れ線グラフが見やすいですよ。
円グラフ
比率を表現したいときに使います。
積み上げ面グラフ
合計の内訳が、時間経過とともにどんな風に推移しているかを表現したいときに使います。
それも、積み上げ棒グラフよりももっと細かい単位で比較したいときにピッタリ。
例えば、日単位で長い期間を比較したいときは、積み上げ面グラフが見やすいですよ。
2.ケースごとに適切なグラフは?
ぶちゃけ、基本は棒グラフ一本でいけます。
けれど、ある部分を強調したい時には、他のグラフを使った方が効果的です。
時間の流れに沿った変化を表現したい
棒グラフか折れ線グラフがベストですね。
この場合は、どちらでも見やすいので、好みでOK。
ただし、複数項目一緒に比較したい場合は、折れ線グラフ一択。
なぜなら、棒グラフではごちゃごちゃしてしまうからです。
折れ線グラフの方が見やすいですよね。
ちなみに、こちらの記事で「棒グラフと折れ線グラフ」を組み合わせた、いわゆる「複合グラフ」の作り方を紹介しています。よければどうぞ。
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割合を強調したい
割合だけを強調したいなら円グラフです。
特に、割合が極端に大きいか極端に小さいときに現すと分かりやすいですね.
内訳の量の差を強調したい
内訳の量の差なら、棒グラフよりも積み上げ棒グラフがオススメ。
比率の差を強調したいなら、100%積み上げ棒グラフですね。
日々の総量と内訳の変化を表現したい
これは、面グラフがオススメ。
比較量が少ないなら、積み上げ棒グラフでもOK。
ですが、下図のように、ほとんど繋がってしまうくらい細かい推移を表現しようとすると、目がちかちかして見づらいんですよね。
なので、細かい推移を見たいときは、面グラフの方が見やすいですよ。
3.これだけはNGなグラフ
ズバリ、3Dグラフです。
なぜなら、パッと見で正確な比較ができないからです。
こちらを見てください。
パッと見て、どれが多いのか分かりにくいですよね?
このように、3Dグラフを使うと、誤解を生みかねません。
下手にカッコつけようとせず、ノーマルなグラフを使いましょう.
4.まとめ
今回は、グラフの種類と使い分けを解説しました。
色々紹介しましたが、やはり一番見やすいのは棒グラフです。
なので、まず棒グラフを使ってみて、更にわかりやすくしたいってなったときに他のグラフを試すといいですよ。