こんにちは、リョータです。
- いつも早く帰れてる
- けれどすごく成果を上げ続けている
- たぶん別のところにいっても成果を上げる
あなたの職場にもこんな人いませんか？
そんな彼ら彼女らには共通したルールがあります。
それを徹底的に調査し、まとめたのが著書『AI分析でわかった トップ5％社員の習慣』。
本書では超エース級である「5%社員」がどのように考え、発言、行動しているか紹介されていて、とても勉強になります。
- 成果を上げてさっさと帰りたい
- どんなところでも活躍したい
そんなあなたの役に立つ一冊です。
１．著者のプロフィール
越川 慎司
職業
株式会社クロスリバー代表取締役CEO
- 国内外通信会社に勤務、ITベンチャーの起業を経て、2005年に米マイクロソフトに入社。日本マイクロソフト業務執行役員としてPowerPointやExcelなどOfficeビジネスの責任者等を務めた後、2017年に株式会社クロスリバーを設立。
- メディア出演、講演多数。公演の受講者満足度は平均94%、自発的に行動を起こす受講者が続出。
2021年5月株式会社クロスリバーＨＰより
著者の経営する株式会社クロスリバーは、働き方改革の支援をしていて、研修や講演をしています。
そして著者は、まさに働き方改革のプロといった感じです。
２．本の概要
「5%社員」のルールはどこでも通用する
ここでいう「5%社員」とは、各会社の人事評価「上位５％」の社員のことです。
著者の会社は、凄まじい成果を出している「5%社員」が「どのような行動・働き方をしているか」調査し、それを一般ルール化しました。
そして、そのルールを試したところ「５％社員」以外でも効果が出たとのこと。
つまり「5%社員」のルールを理解・実施すれば、どんな部署に行っても通用する超エース級になれるということです。
本書の内容は18,000人の調査結果
本書は、著者の会社がリサーチした25社、18,000人のデータがもとになっています。
すごい規模ですよね。
しかも、調査方法がかなりガチです。
対象者にいつも通り行動をお願いしたうえで、
- デスクに定点カメラを設置
- ＩＣレコーダーやセンサーを装着
- クラウドサービスや対面ヒアリングなどを通じて行動や発言を記録
- メール・チャット・オンライン会議などの利用履歴を収集
などなど。
これらのデータをＡＩと専門家によって分析したとのこと。
繰り返しますけど、調査方法がかなりガチです。
本書はこのデータをもとに「５%社員の80%がこうしている！」といった具合に具体的数字を出して紹介しているので、説得力がすごいです。
５%社員の特徴
数多くの95%社員との違いが紹介されているのですが、その中で僕が印象に残った「5%社員」の特徴は次のとおりです。
迷った時はあえて苦しい方を選択する
「５%社員」の69%は自分にない経験やスキルを身につけようとしていて、一般社員の63%は専門分野を深めようとしている。
超エース級の彼ら彼女らは、より多様な能力を身につけるために、あえて苦しい方を選択するようです。
金曜の夜に幸せを感じる
幸せを感じるのはいつか？というのアンケートに対して、一般社員は土曜日の朝。
平日と違い、アラームをセットせずガッツリ眠れる土曜日の朝が幸せなようです。
一方、「５%社員」は金曜日の夜。
ただしこれは開放感ではなく、今週やり切ったぞという達成感。
しっかりと目標を立ててそれを達成した金曜の夜に幸せを感じるようです。
会議での発言回数は多く、発言時間は少ない
「５%社員」はアイディアを出す場では、質より量を重視してどんどん発言しているので、一般社員より会議での発言回数が22%多いです。
そして、同時に時間通りに会議を終わらせることを意識しているので、ダラダラと話したり、何度も繰り返して言ったりはしません。
なので、一般社員より発言時間は24%少なくなっています。
３．気づき
before
今回の調査で「５%社員」が感謝を発する頻度は、一般社員の3.2倍であることがわかりました。
一方で、上位20％の社員だけを見ると、むしろ「ありがとう」を発する頻度が一般社員よりも少なかったのです。
仕事はチームでやるもの。
チームとして最大限の成果を出すためには、やはり日頃からしっかり感謝を伝えて、全員が気持ちよく仕事ができることが大事なんだなと思いました。
after
日頃から感謝をするようになりました。
特に、「ありがとうございます」と言葉に発することを意識しています。
４．まとめ
これまでなんとなく、「超エース級（「５%社員」）は、こうやっているだろうな」と思っていました。
そんな中、本書では調査結果の数字と一緒に「こうやって考え、発言、行動している」と紹介されているので説得力が段違い。
「やっぱり」と思うところもあれば「へぇ！そうなんだ！」といった気づきも多くありました。
あなたは「５%社員」？それとも「一般社員」？
超エース級の「5%社員」を目指すならぜひ読んでほしい一冊です。