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伝え方が下手すぎ!「伝わらない」を「伝わる」に変える6つのコツ

2022年5月17日

吹き出し

こんにちは、リョータです。

仕事で、上司や同僚に話して伝えるっていうのは日常茶飯事。

けれど

「うまく伝わらない、、、」

ってことありますよね。

そこで今回は、

  • 伝わっている手応えを感じない
  • 話しても話しても分かってもらえない
  • 何を話しているのか分からなくなる

といった悩みを抱えているあなたへ、「伝わらない」が「伝わる」に変わるコツを伝授します。

これを意識すれば、すぐに改善できますよ。

リョータ
ぜひ、意識してくださいね!

1.伝え方が下手な人がやってしまっているNGなやり方

まずは、伝え方が下手な人がやってしまっていることを紹介です。

あなたは、やってないかチェックしてくださいね。

圧倒的に言葉が足りない

伝え方が下手な人は、圧倒的に主語や具体的な言葉が足りてません。

主語とは、「〇〇は」や「〇〇が」といった、話の主役を指す言葉のことです。

主役となる言葉がないと、本当に何の話をしているのかわかりません。

「あの件、あっちと話した?」

これは、僕の同僚の口ぐせです。

何のことを言ってんのか分からないですよね。

これに対して、僕は「いや、どれの話ですか?」といつも聞き返します。

圧倒的に言葉が足りてない例でした。

伝わらない表現を使っている

仕事ではあるあるなのですが、その業界では常識だけれども、世間では馴染みのない独特の言葉があります。

同じように、ビジネス用語も伝わらない人には伝わりません。

先日、会議で黙っていた後輩が、会議後にこっそりやってきました。

そしてひと言

「エビデンスってなんですか?」

使い慣れない人からしたら、ビジネス用語はサッパリ分からないんですよね。

しかも、「わからない」と言える人は中々に少ない。

このように、伝わらない表現を使っている可能性があります。

ちなみに、こちらの記事で、ビジネス用語を解説しているので、参考にどうぞ。

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聞きにくい話し方をしている

早口で話したり、声が小さかったりするパターンです。

そもそも聞き取りづらければ、話が頭に入ってきません。

僕だったら、

「あぁ、この人は伝える気がないんだな」

と思ってしまいます。

話にまとまりがない

話があっちに行ったり、こっちに行ったり。
過程をすっ飛ばして、また最初に戻る。
そして、ごちゃごちゃに。

といったパターンです。

これが雑談であれば、ある程度ごちゃごちゃしてもOK。

しかし、ビジネスの場ではNGです。

なぜなら、その時間、費用(給料)が発生しているからです。

なので、いかに正確に短い時間で伝えられるかが重要になってきます。

話がごちゃごちゃすると、受け手が混乱して理解に時間がかかってしまいます。

求められていない話をしてしまう

意外と多いのがこれです。

以前に実際にあったことです。

職場のとある機械が壊れました。

そこで、僕はメーカーさんに聞きました。

「これは直るんでしょうか?」

すると、

「大丈夫ですよ。
ここに○○っていう部品が4つあるんですが、そのうちの1つがダメになってました。
そのせいで、こちらの部品にも影響が出てしまったようです。
この現象、専門用語で○○というんですけれど、稀に起きるんですよね。
こちらの○○っていう部品ならよく壊れるんですが。
こちらの部品、ここに留め具があるんですが、これを外すと・・・」

と、怒涛の説明ラッシュ。

・・・長い。長過ぎます。

正直、そこまでは求めていなくて、まずは直るか直らないかで十分でした。

気になったら、仕組みを質問することはありますが、ここまでの専門的な話は聞きたくなかったんですよね。

ここまで話が難解になると、本当に聞きたかった「直るのか直らないのか」がわからなくなります。

もちろん、詳しく聞きたいという人からすればありがたい話なんですが、僕はそこまで込み入った話はいらないタイプです。

このように、求められてもいない話をしてしまう人が、意外と多いのです。

2.NGなやり方をやってしまう理由

では、なぜNGな伝え方をしてしまうのか?を解説しますね。

リアクションを見ていないから

伝え方が下手な人は、相手のリアクションを見ながら話していません。

相手のリアクションを見るのは、コミュニケーションをするうえでめちゃくちゃ大事なこと。

なぜなら、相手の理解によって、話す「量」や「深さ」を変える必要があるからです。

あまり理解できなかったようであれば、詳しく話す。

逆に、元々知識があって、理解が深いようであれば、簡単に話して先に進む。

このように、よりスムーズに相手に理解してもらうためには、力を入れたり抜いたり話をする必要があります。

そして、そのためにリアクションを見るのは必須なのです。

これができていないと、相手を置いてけぼりにして話しをすることになります。

相手が全て同じ能力だと思っているから

伝え方が下手な人は、皆が皆、同じ性格・同じ能力だと思っている節があります。

もちろん、ホントは人によって能力が違うし、性格も違う。受け止め方も違う。

なので、本来は相手によって伝え方を変えないといけないです。

しかし、伝え方は同じになってしまっている。

それは、相手が全て同じ能力だと思ってしまっているからです。

基準が自分だから

伝え方が下手な人は、自分基準であることが多いです。

  • 自分だったら、こう言われたら響く。
  • 自分だったら、このデータを見たい。
  • 自分だったら、この話の流れだと分かりやすい。

この考えでは足りない。

ビジネスパーソンとしては、「相手だったら」で考えないといけません。

なぜなら、相手と自分は性格も能力も違うからです。

相手が求めているものを考えていないから

伝え方が下手な人は、相手が何を求めているのかを考えていません。

例えば、相手が「商品の価格」を重視しているのに対して、「商品の性能」で推すといったことです。

当然、「性能なんて二の次なのに」と思っている相手には響かないのです。

また、人の性格によって響く言葉が違います。

人は、「希望型」「慎重型」という2種類の性格に分かれます。

「希望型」は、「頑丈ですよー」といったポジティブな言葉が響くタイプ。

「慎重型」は「壊れませんよー」といったリスクを回避できる言葉が響くタイプ。

このように、人によって求めている内容と言葉が違うのですが、それを考えられていないのです。

準備をしていないから

伝え方が下手な人ほど、準備を怠ります。

  • どのような流れで話すか
  • 何が一番大事なのか
  • それを伝えたらどんなリアクションが来るか

このようなことを考えていないんですよね。

なので、話がグダグダになってしまい伝わらないんです。

よっぽど頭の回転が速く、慣れている人でもなければ、準備なしで伝えるのは難しいです。

3.すぐ改善する6つのコツ

ハイタッチ

ポイントを明確にする

ポイントを絞って明確にします。

例えば、商品のメリットを伝えたいとき。

「この商品には100のメリットがあります。」
「この商品のメリットは3つです。」

後者の方が、気になりますよね?

逆に100個は、多過ぎて聞く気が起きませんし、結局どれが最もいいのかよくわかりません。

このように、多過ぎる選択肢は、相手を遠ざけてしまいます。

なので、これだというポイントを絞って伝えるのが効果的です。

先に結論、後に理由を言う

仕事で話す時は、まず「結論」、次に理由を言いましょう。

なぜなら、仕事で相手が求めているのは、「結局どうなのか」ということだからです。

逆に、先に延々と理由を言われた場合、「結局どうなんだ?」と気になり続けるので、中々のストレスを感じます。

先に結論を言われれば、後は理由を聞くだけ。

結論が先の方が、聞くストレスは少ないですし、「結論」に至った「理由」も頭に入りやすくなります。

最初にズバッと言ってしまいましょう。

相手のリアクションを見る

伝える時は、相手の理解レベルに合わせないとダメです。

これを無視するのは、小学生に大学の講義内容を伝えるようなもの。

つまりはちんぷんかんぷんです。

そこで、相手のリアクションです。

理解できてる時は、うなずきや相槌が多く、理解できていない時は、反応が薄いです。

どっちとも取れない場合は、「ここまで大丈夫ですか?」と確認もしましょう。

理解できていない時は、割とカチコチに固まっています。

他にも、眉間にすごい皺が寄っていたり、頭を抱えていたりします。

なので、伝える時は、よく相手を観察するのが大事です。

相手によって伝え方を変えてみる

相手は人で、人によって性格が違います。

ざっくりとしたことだけでいい人もいれば、とても細かいところまで聞きたい人もいる。

ポジティブな言葉が好きな人もいれば、リスクを回避する言葉が好きな人もいる。

例えば、僕には2人の上司がいます。

1人は、細かくて、リスクを気にするタイプ。

1人は、ざっくりで、メリットを気にするタイプ。

なので、2人に説明する時は、それぞれ好みの言葉、内容を強調して伝えるようにしています。

このように、相手によって伝え方を変えないといけません。

ちなみに、伝え方については「伝え方コミュニケーション検定」がめちゃくちゃ勉強になります。
こちらの記事で感想を紹介しているので、よければどうぞ。

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話の構成をメモする

簡単でいいので、紙にメモしましょう。
要は台本ですね。

もちろん、話す言葉を一言一句書く必要はないです。

話す項目、流れをメモすればOK。

紙に書くことで、

  • 頭の中を整理できる
  • 話の流れをうまく作れる
  • 話している途中でわからなくなっても、メモを見れば戻れる

といったメリットがあります。

もちろん、日常会話ではムリです。

けれど、これから誰かに伝えよう、相談しようというときは、一度立ち止まってメモするのがオススメです。

人から見た自分をイメージする

人から見える自分をイメージしてみましょう。

自分ではもっと低い声と思っていたのに、動画や録音で聞くと全然違う!ってことありますよね。

大抵の人は、「自分が思っている自分」と「相手から見えている自分」にズレがあります。

なので、まずはズレているということを認識しましょう。

そして、客観的に自分を見てください。

新たな発見があるので、改善です。

4.まとめ

今回は、「伝わらない」を「伝わる」に変える6つのコツを紹介しました。

おさらいです。

  • ポイントを明確にする
  • 先に結論、後に理由を言う
  • 相手のリアクションを見る
  • 相手によって伝え方を変えてみる
  • 話の構成をメモする
  • 人から見た自分をイメージする

そして、大事なのは、相手のことを考えることです。

相手の考えずして伝わることはありません。

リョータ
ぜひ、実践してくださいね!

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