こんにちは、リョータです。
「目標は売上1億円!」
こんな感じの会社全体の方針は、経営陣で決定されます。
その後、その目標を達成するよう指示が飛んでくるわけですが、
- 目標の立て方がわからない
- ふわふわした目標になってしまう
- 目標を立てたはいいけど行動できない
こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
仕事をするうえで、目標の設定は不可欠です。
しかし、うまく立てないと「絵に描いた餅」で終わってしまいます。
今回は、行動できる目標の立て方と目標を達成するコツについて解説します。
この記事を読めば、確実に行動できる明確な目標を立てられるようになります。
実践しましょう!
1.行動できる目標の立て方
行動できるところまで分解
行動できない理由は、立てた目標がざっくりしているからです。
例えば、あなたの部署の目標が「売上1,000万円」だったとします。
しかし、これでは何をして達成するかがわかりません。
そこで分解です。
要素を分解して伸ばすものを仮で設定
売上は、「顧客数」×「成約率」×「単価」で構成されています。
仮に、「単価」は1,000円と決まっていて、変えるのは難しい。
そうなれば、「顧客数」と「成約率」を上げようとなります。
- 1,000万円=顧客数10万人×成約率10%×単価1,000円
- 1,000万円=顧客数5万人×成約率20%×単価1,000円
- 1,000万円=顧客数4万人×成約率25%×単価1,000円
どれも売上1,000万円の公式です。
組み合わせは無数にあるので、現実的な数字を作ります。
更に分解してアプローチ先を決定
顧客数を増やすか、成約率を上げるか、はたまた両方を少しずつ上げるかが決まったら、更に分解します。
顧客数を増やすのであれば、「新規の中小企業にアプローチしよう」や「既存のお客さまに紹介していただこう」等のアプローチするターゲットを決めていきます。
更に分解して行動目標を立てる
アプローチ先が決まったら、具体的な行動に落としていきます。
- 「訪問してチラシを配ろう」
- 「イベントを開催して集客しよう」
- 「電話してみよう」
といった具合です。
ここまでくれば、行動することができます。
どんどんどんどん分解していって、このレベルにまで落とせば、行動できる目標ができあがります。
具体的に数値化する
目標はできるだけ具体的に数値化しましょう。
「訪問してチラシを配ろう」であれば「1日10件」といった感じです。
数値化することで、
- 進捗を把握することができる
- 成果が目に見えるのでモチベーションを保てる
- やることが明確なので迷わず行動できる
といったメリットがあります。
数値化しづらいものは?
完璧に数値化が難しいことは必ずあります。
その場合でも、工夫して、できるだけ数値化しましょう。
例えば、実際に僕が経験したのは、「マニュアル作り」。
まず、項目を洗い出して、もくじを作ります。
次に項目ごとに期限を決めます。
12項目あったとして、1週間に4項目ずつ、最後の週は全体仕上げにして、1カ月で完成!といった感じです。
このように、一見数値化が難しいものでも、考え方次第で目標にすることができます。
フレームワーク「SMART」という考え方
行動できて、達成できる目標を作るためのフレームワーク、それが「SMART」です。
それぞれ、
Specific | 具体的である |
Measurable | 測定可能である |
Agreed upon | 同意されている |
Realistic | 現実性がある |
Time-bound | 期日が決まっている |
の頭文字をとったものです。
目標を立てる時は、「SMART」を意識することで、「絵に描いた餅」を避けることができます。
チェックしていきましょう。
2.目標達成するコツ
全員が目標を理解する
目標を達成するには、チーム全員が次のことを理解する必要があります。
- 目標数値を知っている
- どのように達成すればいいか手段がわかっている
- 行動目標の先の目標を理解している
逆に言えば、これらを理解しなければ目標達成はできません。
まずは、チーム全員が理解するところからです。
1週間単位で振り返る
目標を立てて満足していてはダメです。
目標を達成するには進捗管理が重要です。
そして、進捗は1週間単位で振り返るのがオススメです。
なぜなら、1カ月単位だと、遅れを取り戻すのにかなり苦労するからです。
むしろ、取り戻せない場合すらあるかもしれません。
一方、1週間単位で見れば、ある程度の遅れは挽回する余地があります。
1週間単位で見て、遅れているようであれば修正していきましょう。
3.まとめ
今回は、行動できる目標の立て方と目標を達成するコツを解説しました。
目標は、行動できるレベルまで分解するのと数値化することが重要です。
「目標を立てて満足」「達成はできたらいいな」といった「絵に描いた餅」状態にならないよう、しっかり立てていきましょう!