こんにちは、リョータです。
資料作りはうまくいっていますか?
「作り方がわからない」
「うまく表現できない」
「作ってみたものの、わかりにくい・見にくい」
書籍『社内プレゼンの資料作成術』では、特に「決裁者に伝わる表現方法」が具体的に解説されていて、資料作りに行き詰ったあなたの手助けになります。
自分も、本書を購入してからは、何度も読み返し実践しています。
本書を読んで実践すれば、社内資料の作るスピード・クオリティが上がること間違いなしです。
1.著者のプロフィール
前田 鎌利(まえだ かまり)
職業
日本の書家
プレゼンテーションクリエイター
株式会社 固 代表取締役
一般社団法人 継未 代表理事
一般社団法人 プレゼンテーション協会 代表理事
生年月日
1973年5月5日
出生地
福井県
- 書家として「書道塾 継未-TUGUMI-」を主催。生徒数は700名以上。
- ソフトバンク「志高く」、JAXA「こうのとり」、Jリーグ「絶対突破」、彦根城 築城410年祭「国宝 彦根城」などの書を揮毫しながら、日本国以外ではアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど各国でライブパフォーマンスを展開。
- 2013年までソフトバンクに所属し孫正義のプレゼン資料の作成を手がけた。
2021年2月Wikipedia、「社内プレゼンの資料作成術」より
「ソフトバンクで孫社長のプレゼン資料を手掛けていたなんてすごい人!」という印象です。
本書を読んで著者のを経歴を調べてみたのですが、書家としての一面もあるようで、マルチに活躍されているすごい人です。
2.本の概要
本書は「4分の1の労力で決裁スピード2倍」「一発承認」を目指し6章で構成されていて、PowerPointで資料を作る前提で、わかりやすく説明しています。
では、各章のポイントです。
第1章 プレゼン資料は「シンプル&ロジカル」でなければならない
- スライド枚数は、5〜9枚でまとめるようにする。人間が瞬間的に記憶できる「7±2」で、これを超えるとその場でプレゼンの内容を理解することができなくなってしまう。
- 「ワンプレゼン=ワンテーマ」テーマを小分けにして「シンプルなプレゼン」にする。自分の「陣地」を広げるイメージ。こうすることで、それまでのプレゼンで確保した「陣地」(決裁)を超えて撤退する必要がなくなる。
- 絶対押さえるべきポイントは「本当に利益を生み出すのか?」「本当に現場でうまく回せるのか?」「会社の理念と合っているのか?」
- いきなりスライドをつくり始めない。まずは「一人ブレスト」でスライド・イメージを磨く。
第2章 プレゼン資料を「読ませて」はならない
- タイトルやキーメッセージは「読ませるもの」ではなく「見せるもの」。人間の一度に知覚できる文字は、9〜13文字だと言われている。タイトルやキーメッセージは「13文字」以内で簡潔に。
- 人の目には、左上から右に、左下から右に動く「Zの法則」がある。なので、ページ番号は、邪魔にならない右下に置く。
- 1枚のスライドで3色まで。あまりカラフルにしすぎると、何を伝えたいかわからなくなる。
- ポジティブ・メッセージは「青」ネガティブ・メッセージは「赤」を使う。これは、信号等にも見られるように国際的に通用するルール。たたし、ネガティブでなくても、意思決定に重要な部分は「赤」を使う。
第3章 グラフは「一瞬」で理解できるように加工する
- 「ワンスライド=ワングラフ」やりがちだか、棒グラフと折れ線グラフを重ねない。左右の目盛を確認するのが面倒だから。
- グラフは「左」、メッセージは右にする。というのも、人間の脳は、右脳はビジュアル、左脳は文字情報などの論理を理解することに特化しているから。
- 余計な「数字」「罫線」は全てカットし、見せたいものだけ見せる。
第4章 決裁者の理解を助ける「ビジュアル」だけ使用する
- 社内プレゼンで効果的なのは、決裁者の理解を助ける写真。まぎらわしい写真は使わない。「わかりやすいこと」に意味がある。
- 美形過ぎるモデルの写真を使わない。決裁者の目がモデルにいってしまうから。
- アニメーションの多用は逆効果となる。社内プレゼンであれば、「基本的には使わない」で大丈夫。
第5章 100%の「説得力」をもつ資料に磨き上げる
- ここまで、徹底的にわかりやすくするために、シンプルに削ぎ落とした。そして、削ぎ落とした要素は、決裁者からの質問用にアペンディクス(別添資料)として資料化し、いつでも取り出せるよう準備しておく。
- 本編スライドは、「5〜9枚」に収めないといけないがアペンディクスは何枚でもいい。想定FAQで決裁者の「なぜ?」に答えられるようにする。
- 完成した資料は、1日寝かせる。少し間を置いて見直すと、必ずミスや改善点が見つかるからだ。
第6章 プレゼン本番は資料に沿って話すだけ
- スクリーンや手元のパソコン画面ばかり見ながらプレゼンすると、いかにも自信なさそうに見える。決裁者だけをまっすぐ見つめる。また、周りに複数人いる場合でも、最重要人物である決裁者だけを見ながら話す。
- 沈黙を恐れない。その時間決裁者は黙考している。堂々と聞かれたことだけに対して答える。
3.気づき
before
- 基本的には、Wordで資料を作り。
- できるだけ細かく情報を詰め込むことに力を入れていた。
- 上司の沈黙に耐えられず、ベラベラ喋って墓穴を掘る。
after
自分は、
- 基本的にPowerPointで資料作り。
- できるだけムダな情報を省く。
- プレゼンの際には、上司の目を見て話すことを意識し、沈黙に耐える。
これらを意識することで、決裁までのスピードがかなり上がりました。
今後は、「型」をしっかり作り、チーム全体の効率を上げていこうと考えてます。
4.まとめ
資料作りの特に「表現方法」について勉強になる一冊です。本書に書いてあることを全て実践できれば最強ですが、なかなか難しいです。
一つずつでも実践し、徐々にうまくなりましょう。
本書を読んで実践すれば、社内資料の作るスピード・クオリティが上がること、間違いなしです!
リンク
こちらの記事で前田さんの他の著書を紹介しています。
よければあわせてどうぞ。
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- 2013年までソフトバンクに所属し孫正義のプレゼン資料の作成を手がけた。
2021年2月Wikipedia、「社内プレゼンの資料作成術」より
「ソフトバンクで孫社長のプレゼン資料を手掛けていたなんてすごい人!」という印象です。
本書を読んで著者のを経歴を調べてみたのですが、書家としての一面もあるようで、マルチに活躍されているすごい人です。
2.本の概要
本書は「4分の1の労力で決裁スピード2倍」「一発承認」を目指し6章で構成されていて、PowerPointで資料を作る前提で、わかりやすく説明しています。
では、各章のポイントです。
第1章 プレゼン資料は「シンプル&ロジカル」でなければならない
- スライド枚数は、5〜9枚でまとめるようにする。人間が瞬間的に記憶できる「7±2」で、これを超えるとその場でプレゼンの内容を理解することができなくなってしまう。
- 「ワンプレゼン=ワンテーマ」テーマを小分けにして「シンプルなプレゼン」にする。自分の「陣地」を広げるイメージ。こうすることで、それまでのプレゼンで確保した「陣地」(決裁)を超えて撤退する必要がなくなる。
- 絶対押さえるべきポイントは「本当に利益を生み出すのか?」「本当に現場でうまく回せるのか?」「会社の理念と合っているのか?」
- いきなりスライドをつくり始めない。まずは「一人ブレスト」でスライド・イメージを磨く。
第2章 プレゼン資料を「読ませて」はならない
- タイトルやキーメッセージは「読ませるもの」ではなく「見せるもの」。人間の一度に知覚できる文字は、9〜13文字だと言われている。タイトルやキーメッセージは「13文字」以内で簡潔に。
- 人の目には、左上から右に、左下から右に動く「Zの法則」がある。なので、ページ番号は、邪魔にならない右下に置く。
- 1枚のスライドで3色まで。あまりカラフルにしすぎると、何を伝えたいかわからなくなる。
- ポジティブ・メッセージは「青」ネガティブ・メッセージは「赤」を使う。これは、信号等にも見られるように国際的に通用するルール。たたし、ネガティブでなくても、意思決定に重要な部分は「赤」を使う。
第3章 グラフは「一瞬」で理解できるように加工する
- 「ワンスライド=ワングラフ」やりがちだか、棒グラフと折れ線グラフを重ねない。左右の目盛を確認するのが面倒だから。
- グラフは「左」、メッセージは右にする。というのも、人間の脳は、右脳はビジュアル、左脳は文字情報などの論理を理解することに特化しているから。
- 余計な「数字」「罫線」は全てカットし、見せたいものだけ見せる。
第4章 決裁者の理解を助ける「ビジュアル」だけ使用する
- 社内プレゼンで効果的なのは、決裁者の理解を助ける写真。まぎらわしい写真は使わない。「わかりやすいこと」に意味がある。
- 美形過ぎるモデルの写真を使わない。決裁者の目がモデルにいってしまうから。
- アニメーションの多用は逆効果となる。社内プレゼンであれば、「基本的には使わない」で大丈夫。
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- ここまで、徹底的にわかりやすくするために、シンプルに削ぎ落とした。そして、削ぎ落とした要素は、決裁者からの質問用にアペンディクス(別添資料)として資料化し、いつでも取り出せるよう準備しておく。
- 本編スライドは、「5〜9枚」に収めないといけないがアペンディクスは何枚でもいい。想定FAQで決裁者の「なぜ?」に答えられるようにする。
- 完成した資料は、1日寝かせる。少し間を置いて見直すと、必ずミスや改善点が見つかるからだ。
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- 沈黙を恐れない。その時間決裁者は黙考している。堂々と聞かれたことだけに対して答える。
3.気づき
before
- 基本的には、Wordで資料を作り。
- できるだけ細かく情報を詰め込むことに力を入れていた。
- 上司の沈黙に耐えられず、ベラベラ喋って墓穴を掘る。
after
自分は、
- 基本的にPowerPointで資料作り。
- できるだけムダな情報を省く。
- プレゼンの際には、上司の目を見て話すことを意識し、沈黙に耐える。
これらを意識することで、決裁までのスピードがかなり上がりました。
今後は、「型」をしっかり作り、チーム全体の効率を上げていこうと考えてます。
4.まとめ
資料作りの特に「表現方法」について勉強になる一冊です。本書に書いてあることを全て実践できれば最強ですが、なかなか難しいです。
一つずつでも実践し、徐々にうまくなりましょう。
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- スライド枚数は、5〜9枚でまとめるようにする。人間が瞬間的に記憶できる「7±2」で、これを超えるとその場でプレゼンの内容を理解することができなくなってしまう。
- 「ワンプレゼン=ワンテーマ」テーマを小分けにして「シンプルなプレゼン」にする。自分の「陣地」を広げるイメージ。こうすることで、それまでのプレゼンで確保した「陣地」(決裁)を超えて撤退する必要がなくなる。
- 絶対押さえるべきポイントは「本当に利益を生み出すのか?」「本当に現場でうまく回せるのか?」「会社の理念と合っているのか?」
- いきなりスライドをつくり始めない。まずは「一人ブレスト」でスライド・イメージを磨く。
第2章 プレゼン資料を「読ませて」はならない
- タイトルやキーメッセージは「読ませるもの」ではなく「見せるもの」。人間の一度に知覚できる文字は、9〜13文字だと言われている。タイトルやキーメッセージは「13文字」以内で簡潔に。
- 人の目には、左上から右に、左下から右に動く「Zの法則」がある。なので、ページ番号は、邪魔にならない右下に置く。
- 1枚のスライドで3色まで。あまりカラフルにしすぎると、何を伝えたいかわからなくなる。
- ポジティブ・メッセージは「青」ネガティブ・メッセージは「赤」を使う。これは、信号等にも見られるように国際的に通用するルール。たたし、ネガティブでなくても、意思決定に重要な部分は「赤」を使う。
第3章 グラフは「一瞬」で理解できるように加工する
- 「ワンスライド=ワングラフ」やりがちだか、棒グラフと折れ線グラフを重ねない。左右の目盛を確認するのが面倒だから。
- グラフは「左」、メッセージは右にする。というのも、人間の脳は、右脳はビジュアル、左脳は文字情報などの論理を理解することに特化しているから。
- 余計な「数字」「罫線」は全てカットし、見せたいものだけ見せる。
第4章 決裁者の理解を助ける「ビジュアル」だけ使用する
- 社内プレゼンで効果的なのは、決裁者の理解を助ける写真。まぎらわしい写真は使わない。「わかりやすいこと」に意味がある。
- 美形過ぎるモデルの写真を使わない。決裁者の目がモデルにいってしまうから。
- アニメーションの多用は逆効果となる。社内プレゼンであれば、「基本的には使わない」で大丈夫。
第5章 100%の「説得力」をもつ資料に磨き上げる
- ここまで、徹底的にわかりやすくするために、シンプルに削ぎ落とした。そして、削ぎ落とした要素は、決裁者からの質問用にアペンディクス(別添資料)として資料化し、いつでも取り出せるよう準備しておく。
- 本編スライドは、「5〜9枚」に収めないといけないがアペンディクスは何枚でもいい。想定FAQで決裁者の「なぜ?」に答えられるようにする。
- 完成した資料は、1日寝かせる。少し間を置いて見直すと、必ずミスや改善点が見つかるからだ。
第6章 プレゼン本番は資料に沿って話すだけ
- スクリーンや手元のパソコン画面ばかり見ながらプレゼンすると、いかにも自信なさそうに見える。決裁者だけをまっすぐ見つめる。また、周りに複数人いる場合でも、最重要人物である決裁者だけを見ながら話す。
- 沈黙を恐れない。その時間決裁者は黙考している。堂々と聞かれたことだけに対して答える。
3.気づき
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- 基本的には、Wordで資料を作り。
- できるだけ細かく情報を詰め込むことに力を入れていた。
- 上司の沈黙に耐えられず、ベラベラ喋って墓穴を掘る。
after
自分は、
- 基本的にPowerPointで資料作り。
- できるだけムダな情報を省く。
- プレゼンの際には、上司の目を見て話すことを意識し、沈黙に耐える。
これらを意識することで、決裁までのスピードがかなり上がりました。
今後は、「型」をしっかり作り、チーム全体の効率を上げていこうと考えてます。
4.まとめ
資料作りの特に「表現方法」について勉強になる一冊です。本書に書いてあることを全て実践できれば最強ですが、なかなか難しいです。
一つずつでも実践し、徐々にうまくなりましょう。
本書を読んで実践すれば、社内資料の作るスピード・クオリティが上がること、間違いなしです!
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- できるだけムダな情報を省く。
- プレゼンの際には、上司の目を見て話すことを意識し、沈黙に耐える。
これらを意識することで、決裁までのスピードがかなり上がりました。
今後は、「型」をしっかり作り、チーム全体の効率を上げていこうと考えてます。
4.まとめ
資料作りの特に「表現方法」について勉強になる一冊です。本書に書いてあることを全て実践できれば最強ですが、なかなか難しいです。
一つずつでも実践し、徐々にうまくなりましょう。
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